in-a-youの日記

早稲田大学生の日記

早稲田大学 政治経済学部 現代アジア経済史 10/24 ㈬

満州事変

関東軍による東北侵略が続く中、張学良および、蒋介石は不抵抗主義を貫く。

・安内攘外 国内問題の収拾を優先すべき。 結果、関東軍による満州侵略は極めて迅速に完成。

 

盧溝橋事件

盧溝橋事件のような小さな軋轢はこれまでに何度もあった。

西安事件」を経た、一致抗日のため、強硬姿勢で対応。それに、呼応するように、日本軍部も、関東軍朝鮮軍の現地派遣を決定。日本政府の方針は不拡大だが、軍部主導にょって戦線拡大。7月28日には北京、天津地区に対する全面攻撃を開始。=日中戦争

 

抗戦力

重工業においては、中国に比べて日本の戦力は圧倒的。

中国、軽工業においては近代化が達成されつつあったが、重工業部門においてはまだまだ。

 

銑鉄、粗鋼、火器、軍艦、軍用機においては日本圧倒的。  総兵数においては、日本軍100万人に対し、中国軍200万人 ただ、ナショナリズムの浸透度は日本のほうが上、軍人の質は日本の方が高かった。中国の軍には、拉致されて兵士に参加するような人もいた。

 

緒戦の展開

37年7月30日までに北京、天津を相次いで占領。11月中旬までに上海全市を占領。南京、武漢、広州も占領。

中国は、沿海および、長江沿岸の主要経済拠点のすべてを開戦1年半の間に軒並み失陥。

 

傀儡政権の樹立と経済封鎖

蒋介石の狙いは、中国の広大な領土を利用して、諸外国を巻き込み、日本を持久戦に引きずり込む。結果的に、成功することとなる。

・日本の次の狙いは、蒋介石の国民政府とは別の「正統」政府を中国に打ち立て内部分裂を図ること。

・1940年3月蒋介石に次ぐ地位にあった汪兆銘を首班とする国民政府を組織

・1938年までに経済の中心地を失った国民政府に残されたのは、「大後方」と呼ばれた

西南6省と西北5省。近代的工場の比率は全国の8%。92%は日本に占領されている。

・援蔣ルート1941年に独ソ戦が開戦されるまでソ連が主要な援助国。

・国家主導の重化学工業建設。国民政府は、戦時態勢を整備するため、「社会主義」に似た国家主導の統制経済を実施。

 

日中戦争の国際化

・日本の南進の目的は、援蔣ルートの遮断。

・42年1月に対枢軸国を目的とする連合国軍が結成。蔣介石は連合国軍中国戦区最高司令官に任命される。

日中戦争の国際化を達成でき、国際的地位を獲得。